文字予測機構を組み込んだ行列スキャン入力方式の検討
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概要
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1〜2個のスイッチを用いて文字を選択する重度肢体不自由者用の入力方式として, 行列スキャン方式がある。文字を選択するためのスイッチ操作回数や操作時間を減少させ, 入力効率を改善することは, 重要な課題のひとつである。ここでは, アルファベット順配列の文字盤に文字予測機構を組み込んだ行列スキャン方式について検討した。入力テキストから予測に必要な情報を抽出する適応方式を用い, 事前情報は必要としない。シミュレーション結果から, 予測機能の組み込みによる改善は大きく, 事前情報を用いる頻度順配列の文字盤やハフマン符号化法, あるいは動的ハフマン符号化法などと同程度, または多少上回る性能が得られることがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-09-19
著者
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