顔表情知覚の時間特性 : 刺激呈示時間の操作がカテゴリー知覚に与える影響
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概要
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顔表情の情動的属性はすばやく知覚される.そうした瞬時の知覚過程がカテゴリー的ではないことを示すため,顔表情のカテゴリー知覚(Categorical Perception, CP)の時間特性を検討した.刺激呈示時間の操作が同定課題および識別課題での成績に及ぼす影響を調べた.その結果,顔刺激が50-75ms程度の短時間しか呈示されない場合にCPは弱まる.あるいは消失することが明らかになった.このとこはCPが瞬時に起こる感情的評価とは関連がないことを意味し,顔表情の含む情動情報がカテゴリー的ではないことを示唆する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-17
著者
-
繁桝 算男
東京大学大学院総合文化研究科
-
渋井 進
大学評価・学位授与機構評価研究部
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鈴木 敦命
東京大学大学院総合文化研究科
-
渋井 進
東京大学大学院総合文化研究科
-
鈴木 敦命
東大 大学院総合文化研究科
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