薄膜モード光を利用した色変換型白色発光有機EL素子(発光型/非発光型ディスプレイ合同研究会)

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概要

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色変換蛍光膜と青色発光層を並置した色変換方式(SC^3M)を用いた独自の白色発光有機EL構造(SC^3M方式)を提案する。青色発光材料のα-NPDと、蛍光変換機能を有する色素材料から補色による白色発光を得る。色変換方式の白色発光素子として1)SC^3M色変換方式、2)青色発光と色変換膜を表面結合する色変換方式(SFC方式)、を検討して発光特性を青色発光素子と比較した。SC^3M色変換方式を用いた発光素子は、積層された有機薄膜に閉じ込められている薄膜導波モード光を外部に取り出して光取り出し効率を向上させる機能を持つ。外部量子効率5%の青色発光素子にSC^3M色変換方式を組み合わせることで、外部量子効率7%の白色発光素子が得られた。本研究の成果により、光取り出し効率を理論限界値以上に向上させた高効率な有機EL素子の実現が可能である。
2004-01-17

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