直列実行機構を有するCPUの演算時間の評価
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概要
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既存のスーパースカラプロセッサでは、依存関係のある命令は同時実行や先読み実行を行う事が出来ず、命令発行ステージで、命令間の依存性を検出し、依存性のない命令のみを発行する。このため、依存性の強いコードを実行すると性能が低下する。この問題を解決する方法の一つとして、ALU を直列に接続することで、先行命令の結果を後続の命令が使用する場合に、2つの命令を直列に実行可能とすることが考えられている[1]。本研究では、直列実行に適した ALU の回路構成を提案し、本機構を有する CPU での演算サイクル数の低減について評価する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
-
鳳 紘一郎
東京大学新領域創成科学研究科
-
鳳 紘一郎
大規模集積システム設計教育研究センター
-
入田 隆宏
東京大学工学系研究科
-
藤島 実
大規模集積システム設計教育研究センター
-
入田 隆宏
東京大学 工学系研究科
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