線画領域を含む高精細画像の拡大(2)

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概要

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印刷業界では, DTPの普及に伴い, 画像のティジタルデータでの受け渡しが増加しつつある。しかし, 高画質な画像のディジタル入力機器は普及途上であり, ディジタルカメラ等を用いて入力される画像は, ローパスフィルタ等によって, 視覚的に影響の少ない高周波成分が取り除かれていることが多い。また, 画像に必ずしも適切なフィルタ処理が行われるとは限らない。このような画像データに拡大等の処理を行った場合, 視覚的に最も影響を受けるのは文字や線画等を含む線領域である。これらの画像データを印刷用原版として使用するためには, 画像ファイルのサイズ及び階調等の適切な調整が不可欠である。本研究の目的は, DCT (Descrete Cosin Transform) により, 線領域を含む画像を任意の倍率に拡大し, 高周波成分を補正する手法について提案することである。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

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