方位角依存性偏波を有する同軸円筒スロットアレアンテナ

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概要

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同軸円筒スロットアレーアンテナにおいて、並び方の異なるハの字型スロットペアのを周方向の関して組み合わせることにより、方位角により右旋円偏波と左旋円偏波を混在させることを提案し、モデル計算によってその基本性能を解析し、試作により動作確認を行った。円筒アレー配列の場合はハの字型ペアの種類が変わる境界線が2つ存在し、それらにおけるペアの並びは必ず異なるという特徴を有する。ペアの組み合わせは4つ存在するが、そのうち2つは全く対称なので指向性に関しては同等である。残りの3つの組み合わせのアンテナ指向性を比較した。その結果、境界線で対向する一番近いスロット間の相互作用は、スロットの向き、スロット端の距離やスロットの境界線に対する対称性、そして給電波の入射順序にも依存するという考察を得た。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-01-20

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