不要モード抑圧型高次モードリングパッチアンテナ
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概要
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不要モードを抑圧して対称性の良いコニカルパターンをもつ高次モードリングパッチアンテナの原理とこれを実現するための簡単な構造を提案している.更に,この構造の高次モードリングパッチアンテナを円偏波化する方法として縮退分離素子を装荷することを提案し,実験により円偏波化を確認した.本アンテナはリングの内側にマイクロストリップラインを配置し,その中心点で背面から給電する簡単な構造である.給電点とリングパッチの内側のエッジまでのライン長がおよそλ/4であり,給電点でのインピーダンス整合が容易に行える利点がある.また,給電点がリングパッチアンテナの中心点であることから,シーケンシャルアレーアンテナやラジアルラインアレーアンテナのようにアンテナを回転した配列させる必要のあるアレーアンテナの素子として用いることにより,アレーアンテナの構造を簡単にできる利点がある.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-11-25
著者
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