解像度の異なる二つの神経回路を用いた顔の特徴抽出
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概要
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人間の顔は目,鼻,口などの部品から構成され,これらの部品の位置関係によって特徴づけられている.これらの顔を構成する部品から,今回は目を抽出することを試みた.従来の顔認識の研究で用いられてきた画像は,顔以外の物体が在存しない一様な背景の画像が多かった.今回使用した画像はビデオカメラから取り込んだハーフトーンのある画像で,複雑な背景を持っている.このような複雑な背景は顔の特徴抽出に悪影響を及ぼす場合がある.そこで,解像度の異なる二つの選択的注意のモジュールからなる顔の特徴抽出のシステムを提案する.第一ステップとして解像度の低いモジュールにより画像から顔のみを切り出す.第二ステップとして解像度の高いモジュールにより,右目,左目を切り出す.このシステムにより,複雑な背景のある画像から目を切り出すことに成功した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-28
著者
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