高効率太陽電池素子の開発 : 現状と将来展望
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概要
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太陽電池の高効率化には,短絡光電流の増加と解放端電圧の上昇が必須である.前者に対しては,効果的な光閉込めの技術の進展によりほぼ理論値の95%の値が得られている.後者に対しては表面再結合速度の低減,素子構造の工夫等により一層の増加が期待される.現在,シリコンを用いた素子の理論的限界とされる29%に対して,23〜24%の効率が達成されている.将来の大量生産に向けては,現在16〜18%の効率が実現されている多結晶Siを用いた素子の改善が要求されている.より安価な基盤を用いた薄型結晶Si太陽電池や,35%以上の超高効率を達成するための新しい構造の素子が提案され開発が進められている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-10-25
著者
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