色特徴エネルギーによる対象物体の抽出

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概要

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画像認識を行うために重要となる対象物体の形状やその位置を検出する問題に対して,これまでさまざまな研究が行われてきている.しかし,対象となる物体の形状や色が複雑になると,その処理は,いくつかの段階に分けて行うことが必要となるため,計算コストや安定性の問題が生じる.そこで本論文では,対象物体に含まれている色情報を用いて,入力画像から対象物体の位置,およびその形状を抽出する手法を提案する.本手法では,先に提案されているヒストグラム逆投影法の評価関数をアクティブネットの画像の適合性エネルギーとして導入することによって行っている.そのため,対象物体の位置検出,形状抽出を安定に行うことができ,カラー画像から複数の色で構成される物体の抽出も可能となる.更に,本手法では,ヒストグラム逆投影法の評価関数をアクティブネットの収束過程において,逐次更新していくことによって,形状抽出の正確性を向上させる手法についても述べる.
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-10-25

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