リージョングローイングをベースにした対話型3次元領域抽出手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
X線CTやMRIの発達によって,体内の3次元データが容易に得られるようになってきた.3次元データから構成される体内臓器の3次元像は,臓器の3次元形状やその位置関係を把握するのに有用であり,次世代の診断用画像としての期待が高い,しかしその実用化には,3次元像表示速度の向上や3次元インタフェースの実現など,解決すべき問題がなお多く残されている.特にMRIにおいては,表示対象の抽出処理の困難さがMRI3次元像の実用化を妨げる大きな要因となっている.本論文では,3次元像を介した対話型修正操作を3次元領域拡張に組み入れた実用的な抽出処理手法を提案する.本手法を実現するため,抽出過程の3次元モニタリング機能,拡張過程で生ずるはみ出しの自動除去機能を開発した.本手法をいくつかの3次元頭部MRIデータへ適用し,その有効性を確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-02-25
著者
-
佐野 耕一
株式会社日立製作所システム開発研究所
-
佐野 耕一
(株)日立製作所 研究開発推進本部医療事業推進センタ
-
関口 博之
(株)日立製作所システム開発研究所(京都大学工学部応用システム科学教室)
-
横山 哲夫
(株)日立製作所システム開発研究所
-
横山 哲夫
(株)日立製作所中央研究所
-
横山 哲夫
(株)日立ハイテクノロジーズ那珂事業所
関連論文
- ITSにおける個別情報サービスの提供方式に関する一考察
- 6. 0.3T 永久磁石方式 MRI 装置における Phase Contrast MRA(MR MRA 頭顎部 画質改善)
- 493. 0.3T 高精細 MRA における SSFP 計測手法の適用(MR-16 MRA-撮像法)
- 493. 0.3T 高精細 MRA における SSFP 計測手法の適用(第 49 回総会学術大会一般研究発表予稿)
- 453. 0.2T MRI 装置における高速スピンエコー法の開発(MR-11 高速イメージング)
- 医用3次元画像処理(医工連携)
- X線CT とMRI における情報処理 (医用画像と情報処理)
- エッジ部と平たん部の切分けを行った方向依存型画像フィルタ
- 方向依存型フィルタを用いたMRI画像の画質改善
- 高精細MRアンギオグラフィの画質に関する検討
- 三次元医用画像における対話型加工技術の開発
- 手術支援システム--手術支援と3次元画像処理技術--システム実現のための技術内容について (21世紀の医療と福祉を支える技術)
- 3次元MRアンギオグラフィーにおける単純振幅変調の高周波磁場を用いた傾斜プロファイル実現方法
- 磁気共鳴診断装置における1チャネル振幅変調による複数スライス同時励起撮影方法の開発
- 3次元MRアンギオグラフィーにおける高速最大値投影処理方法
- 空間パタン解析を取り入れた磁気共鳴診断装置 (MRI) における高速シミュレーション手法
- 移動する人と情報社会を結ぶサービスプラットフォーム (特集 21世紀のモビリティサービスを切り開くITS)
- リージョングローイングをベースにした対話型3次元領域抽出手法
- 医用における3次元画像処理とその応用(生体・医療のシミュレーション)
- 453. 0.2T MRI 装置における高速スピンエコー法の開発(第 48 回総会学術大会一般研究発表予稿)
- 対話的領域変更を可能とする高速ボリュームレンダリングに適した領域限定モデルの提案
- 対話的時系列ボリュームデータ可視化手法の開発
- 対話的な3次元動態可視化手法の開発
- 医用三次元画像処理システムとその診断・治療への応用
- リージョングローイング法による軟部組織の抽出と3次元表示
- X線CT画像を用いた高精度骨塩量自動計測方式
- 改良型ヒストグラム平坦化方式によるX線画像の階調変換自動化方式の開発