テクスチャ領域の大きさを可変としたMRIからの臓器自動抽出法

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概要

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分類や領域分割は, 画像処理において識別や認識の前処理として重要な手法である. これらの処理は, MRIやCTなどで得られる画像から臓器を自動的に抽出するためにも用いられる. また, MR画像を対象とした場合, しきい値を用いた方法では臓器の自動抽出は困難であるため, 多くの研究がなされている. 本論文では, テクスチャ領域の大きさを変化させて臓器を分類し, 各結果を結合してMR画像から臓器のみを抽出する方法を提案する. この方法は, はじめにテクスチャ領域の幅を大きくして臓器を粗く抽出し, その後, 領域幅を小さくしていき, はじめの粗い結果に輪郭付近などの細かい部分を付け加えていくことにより抽出の高精度化を図ることを目的としている. 本論文では, 頭部MR画像を対象として脳実質を抽出し実験を行った.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-07-25

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