テーパファイバを用いたスーパーコンティニウムスペクトル発生の数値解析

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
高強度の短光パルスが光ファイバなどの光非線形媒質中に入射するとそのスペクトル強度が広帯域にわたり広がって白色化する現象はスーパーコンティニウム(Supercontinuum:SC)スペクトルとして知られている。最近、標準の通信用単一モードファイバを延伸して、クラッド直径を数μm程度に細くした双方向テーパファイバにチタン・サファイアレーザからの超短パルスを入射することにより370〜1545nmの超広帯域SCスペクトルが発生することが報告された[8]。本報告では、この極細テーパファイバのように特殊な波長分散特性を有する場合、分散曲線をモデル化してファイバ軸方向に沿って変化する分散特性を推定した。また、そのときの有効コア断面積をスカラー近似の電磁界分布より見積もった。この分散制御されたテーパファイバを用いて、高次分散効果(3,4,5次の分散)のほかに厳密な誘導ラマン散乱を考慮したスプリット・ステップ・フーリエ法によるSCスペクトル発生の数値解析を行った。
2002-03-01

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク