両眼立体視での固視点による立体知覚への影響

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概要

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立体ディスプレイにおいて立体画像を観察すると眼を中心として疲労が生じる。疲労の第一要因としては、視機能にアンバランスな状態が生じるためである。すなわち、極端な立体効果をだすために輻輳と調節が、空間的にズレた状態になっていると考えられる。本研究では、眼にやさしい立体画像観視条件を把握するため,その第一ステップとして固視点が立体画像にどの様に影響を及ぼすかを詳細に検討を行なった。その結果、固視点の種類及び位置を選択的に選ぶことにより、眼疲労を軽減できる条件を見い出した。この様にある観察条件を誘導する視標を設定することにより、眼にやさしい立体画像が観察出来る事がわかり、今後は人関の視機能にあった観視条件について検討を進める。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-01-27

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