超小型宇宙用GPS受信機の開発(小型衛星及び搭載機器)(<特集>高い費用効果を目指した衛星システム・要素の設計・評価技術)

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概要

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カーナビゲーション等に利用されているGPS受信機は,数十g程度に小型化され,省電力化も顕著である.今回,車載用GPSメーカの協力を得て車載用GPS受信機を改修して,擬似距離データを出力する超小型省電力の宇宙用GPS受信機を開発した.衛星の軌道運動による大きなドップラー周波数シフトに対応できるように,GPS受信機の周波数サーチ範囲を拡大した.そして,GPSシミュレータを利用した軌道上のシミュレーションを多数回行い,受信機の測距精度の性能が1m以下であることを確認した.また,20kradの放射線耐性と,200MeVプロトンに対してラッチアップフリーであることが確認されている.このGPS受信機は,宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部で開発が行われている小型科学衛星INDEXに搭載される.
2005-01-01

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