超高速データ転送レートが可能な近接場スーパーパラレル光ヘッドの研究(I) : VCSEL応用超高密度光ディスクシステムの研究
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概要
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光ファイバや衛星通信等高速通信データをこれまでのディスクでは連続記録・連続再生が不可能である。これを高速化するために,垂直共振器表面発光半導体レーザ(VCSEL)の二次元アレイを応用した超小型・超並列光ヘッドを提案し,研究を続行中である。本報告はその最近の成果をまとめたものである。この技術は,X-Y二次元アレイの光ヘッドを回転ディスク接線方向に僅か傾けることによって,半径方向の隣接二ヘッド間に接線方向の全ヘッド軌跡を配置することができる。そのために高い効率で各レーザ素子と近接場光プローブとを結合する技術開発が必要である。過去5年間に受託した学振・未来開拓研究の結果,従来の近接場光プローブ効率を1万倍も増大させることができる基礎研究を終えた。VCSEL出力を効率よく光プローブ開口へ収束させるための自己アライメント技術によるマイクロレンズアレート高屈折率半導体プローブアレートを開発した。今後は,既存設備を転用し,10×10の並列ヘッドによる500Gbyte容量で1Gbps程度の近接場光ディスク装置の実用化研究を行う。さらに,この技術を50×50の二次元ヘッドへ進展させ,携帯電話とか各家庭の小型超高速メモリ装置へ発展させる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-09-13
著者
-
栗原 一真
情報通信工学専攻
-
後藤 顕也
東海大学開発工学部情報通信工学科
-
後藤 顕也
東海大
-
葉 淑英
東海大学開発工学部情報通信工学科
-
桐谷 貴行
東海大学開発工学部情報通信工学専攻
-
三木 聡
情報通信工学専攻
-
三木 聡
東海大学開発工学部(大学院開発工学研究科情報通信工学専攻)
-
栗原 一真
東海大学開発工学部(大学院開発工学研究科情報通信工学専攻)
-
荒井 俊行
東海大学開発工学部(大学院開発工学研究科情報通信工学専攻)
-
後藤 顕也
東海大開発工
-
後藤 顯也
東海大
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