共焼結法による固体電解質型燃料電池の作製
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概要
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固体電解質型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)は高発電効率で環境保護に貢献する次世代の発電システムとして期待されているが、実用化のためには発電特性の優れたセルの低コストな作製方法の確立が必要である。そこで、本研究ではこのようなSOFCの低コストな作製方法である、共焼結法によるセルの作製技術について検討した。共焼結法は空気極、電解質、燃料極の各シート状成形体を積層し、一度の焼結でセルを作製するものであり、この方法においては、焼結時の材料間の収縮率差の抑制が必要となる。検討の結果、シート中のバインダー量の調整による脱バインダー過程での収縮率差の減少と、粉末の仮焼処理による焼結性の制御が共焼結において有効であった。また、共焼結法により作製したセルの特性は、電極の多孔性により大きく影響され、特に空気極の多孔性の増加により改善された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-05
著者
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