セクショントレリス線図を用いたMAP復号アルゴリズム

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概要

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本稿ではMAP復号のための効率的なアルゴリズムを提案する. 以前より広く用いられていたBCJRアルゴリズムは, 復号計算の計算量が非常に大きいこと, また, 実用的な規模の符号では全トレリス線図の構築が困難であることが指摘されていた. 一方, 著者らの提案していた再帰的MAPアルゴリズム(rMAP)は, 低レート符号に対して効率が良い反面, 高レート符号に対してはBCJRアルゴリズムより効率が悪くなるという問題点があった. 本稿では, rMAPアルゴリズムとBCJRアルゴリズムのハイプリッド型アルゴリズムを提案する. 提案アルゴリズムは, どのような符号に対してもrMAP ,BCJRアルゴリズムと同等以上の効率を有する. また, 全トレリス線図に比べて規模の小さなセクショントレリス線図を使用するため, 実現上も有利である.
1999-05-18

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