照明条件の変化にロバストな顔部位領域の追跡

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本稿では, PDAや携帯電話などの携帯情報端末に搭載することを目的とした, 顔部位領域の追跡手法に関して述べる.携帯情報端末上のアプリケーション開発では, 限られた計算能力および資源の元でロバストかつリアルタイム処理が求められる.提案手法は, 画像データベース分野で開発された肌色モデルを用いることにより, 任意照明環境下でも安定して肌色領域を抽出可能とし, また, 顔領域の輝度に対して適応型ヒストグラム平均化法を適用することにより, 固定閾値でも安定して部位候補領域を検出可能としている.さらに, 単純な論理演算により追跡処理を行うことから, 計算性能の低いH/Wでもある程度のリアルタイム処理が可能である.また, 行った実験の結果, ほぼ良好な結果が得られた.
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-01-22

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク