図面認識技術を用いたCADデータの変換手法

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概要

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産業の様々な分野において膨大な量の設備図面が蓄積・保有されており、業務の効率化・自動化を図るためにこれらの図面を計算機に入力したいという要求が強い。これに対して、最近では既にCADを用いて図面を計算機に入力している場合が多い。しかし、従来のCADでは、例えば「柱」や柱と柱をつなぐ「梁」などの設備はそれぞれ線分や円などの別々な図形要素データから構成されていて、データ上一つの単位として扱えない場合があり、各設備単位での操作や設備ごとに付属情報を付けて効率的に設備管理を行うことができない。本論文では、CADで作られた図面データにおいて、線分や円などの単純な図形要素データの組合せで描かれている設備記号に対して、それぞれ設備記号条件を定義することによって、図面認識技術を用いてCADの図形要素データを設備記号単位のデータに変換するための手法を開発し、設備管理システムに適用することによってその有効性を確認したので報告する。
1993-03-01

著者

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