監視画像における対象物とその影の分離
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概要
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監視画像中には, しばしば, 太陽光(おもに晴天時)あるいは夜間の照明光によって, 対象物の「影」が含まれている.「影」は対象物に付随し, その動きに応じて変形する. このため, 侵入者等の運動物体を画像処理によって検出する際には, 対象物と「影」を一つの領域とみなして検出する場合が多く見られる. このようにして得られた領域から対象物の形状や大きさを推定する場合,「影」がその推定に影響を及ぼすので, 画像中の対象物とその「影」を分離する必要がある. 本稿は, 対象物(ヒト)に付随する「影」について取り扱ったもので, 二つの光源(太陽光と照明光)の違いによる影の生成と対象物との分離方法について検討している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-15
著者
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