TDDを用いた選択性フェージングにおけるアンテナ・マルチキャリア送信ダイバーシチ移動通信方式

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概要

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移動体通信における高速データ伝送実現のため、マルチパスに起因する周波数選択性フェージング対策が不可欠である。近年、この対策として注目しているのがマルチキャリア変調方式である。また、携帯機の小型化や伝送路状態の予測が可能であるTDD(Time Division Duplex)方式に関する研究もさかんである。本方式では、この2つの方式を組み合わせ、伝送路状態の良好な部分周波数のみを柔軟に各アンテナに割り当てる送信ダイバーシチ効果を実現する。そこで、本稿では、TDDを用いた選択性フェージングにおけるアンテナ・マルチキャリア送信ダイバーシチ移動通信方式を提案し、また、その有効性を計算機シミュレーションにより求める。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1995-07-20

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