学習者の知識構造で制御する適応型学習システムの研究・開発(2) : 定性推論を用いた学習者の知識構造推定法
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概要
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適応型学習システムは学習者の反応に応じて適切な問題を提示し, 学習の効率化を図るシステムである. 本システムは, 高校物理の力学を題材にしており, 学習者が図を描きながら解答するという流れに忠実に学習を支援することを考えている. そのために, 本システムはインターフェース部, 問題解決エキスパート部, 出題最適化エキスパート部から構成される. 本システムの主たる特徴は, 出題項目に関する情報をその項目の対象系に対する因果関係と, 問題解決のための知識構造(解導出モデル)として保持しており. 学習者の図形入力や方程式入力から学習者の知識構造を別個に推論する点, 複数の知識構造(定性的知識構想, 定量的知識構造)を融合し, その結果から学習者モデルを構築, 教授者モデルを更新し, 最適な出題項目の決定およびアドバイス文の自動生成を行う点の2点にある. 本稿では, 問題解決エキスパート部における図形情報からの定性的知識構造の推定方法について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-13
著者
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