学習者の知識構造で制御する適応型学習システムの開発(3) : 図形入力からの定性的知識構造推定法
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概要
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本研究の目的は, 高校程度の力学の問題を題材にした適応型学習システムの開発である. 本システムは学習者の知識構造を, 学習者が入力する図形情報と式情報をもとに独立に推論し, それぞれ定量的知識構造, 定性的知識構造と呼ぶ. この下で, これら2種類の知識構造を緩やかに融合し学習者モデルを構築し, 一人一人に対して適切な問題を提示することを特徴とする. これは力学の問題の理解が, 「適切な図形を描く」と「方程式を立てる」という部分に分かれていることに相当する. 本稿では, 図形情報からの知識構造の推論手法について述べる. 特に, 物理量の因果関係を捉えたものを因果ネットワークで表現し, それを用いて定性推論の比較解析による知識構造推定手法について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-28
著者
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