GPS連携通信システムの提案及び実験

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概要

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多発する見通しの悪い交差点での衝突事故を未然に防ぐべく、本論文ではカーナビゲーションシステムで用いられるDGPS、更にジャイロという自律航法装置を用いて現在位置を測定し、それらの結果を相互に交換する5.8GHz車々間通信を組み合わせたGPS連携通信システムを提案する。DGPSで得た位置情報から、危険な交差点と判断した場合、車両間通信に予定される5.8GHzの電波としてお互いに発射するのである。お互い直視できない状態で2台の車両間での無線通信を試みたが、将来の利用が予測される5.8GHz帯を使った所、送受信とも交差点から40m離れた状況でも位置情報の交換が出来る事が確認された。また、比較的反射物が少ない状態でも、到来波の大部分が前方から来ることが分かり、ホーンアンテナを利用することによって、この電波を効率良く利用できることが分かった。また、位置精度も実際の走行速度と交換された位置情報が一致する為正確であると言える。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-05-22

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