光導波路実効屈折率の積分表現について

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概要

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本論文は, スラブ光導波路における実効屈折率(等価屈折率)を記述する新しい積分表現(屈折率2乗の界分布荷重平均根表現)の成立に関して検証したものである.まず, 基本的な光導波路構成である3層スラブ光導波路での閉込めモード(導波モード)及び放射モードについて, この積分表現式の成立を検証した.次に, 一般的な多層構造の光導波路構成についても検証し, この式が適用できることを示した.また, この検証過程においてこの積分表現式の積分範囲は, 界分布の異なる極値間の範囲(界分布の積分値がゼロとならないように積分範囲を選ばねばならない)で考えることが可能であることを示した.これにより, 種々の屈折率分布を有する光導波路構成に対しても, 屈折率2乗の界分布荷重平均根を用いて実効屈折率が表現できることが明らかとなった.
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-03-25

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