記憶特性に与える図表と横書き文章の左右配置の効果(<特集>認知と学習・教育用インタフェース/一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
図表とその内容を説明した230字程度の文章を左右に配置してCRTディスプレイ上に2分間提示し、その内容をどの程度記憶しているか特性を測定した。その結果、20歳前後の右利きの男子学生において、図表を左に横書き文章を右に配置したとき、その逆の配置に対して有意差が認められ、平均13%ほど記憶成績が良くなることが明らかになった,しかし、被験者が女性の場合や左利きの男性では、左右配置に有意差が認められなかった。また、左右配置の因子と文章の左右揃え、配置間隔、視距離の各因子に対してそれぞれ交互作用が認められた。これらの実験結果より左右差発生の原因として人間の視線動作の習慣性と認知機能のラテラリティの二つが考えられることを指摘した。
- 2003-12-12
著者
関連論文
- テレビ電話を利用した大学間遠隔講義の評価
- 新しい構想に基づく情報工学実験室の構築
- 記憶特性に与える図表と横書き文章の左右配置の効果(認知と学習・教育用インタフェース/一般)
- 文章・図および音声メディアの短期記憶特性の比較
- 電動車椅子用タッチパネル式コントローラの制御アルゴリズム
- WWWを利用した学生実験支援システムI : 実験進捗状況掲示の効果
- 教育メディアとしてのロボットの利用に関する研究
- 情報技術教育における協調学習と問題解決学習との指導方法について
- CD-ROMとNAPLPSを組み合わせたCAIシステムの開発
- (3) 情報活用ボランティアによる情報技術教育の評価(第1セッション 個性化・活性化(1))
- 多人数対象の動機付けに工夫を加えた情報工学実験
- (27) 段階的難易度を盛り込んだ多人数に対するロボット製作実験(第7セッション 教育研究指導(1))
- (20)ネットワークワークを活用した学生実験(第5セッション 教育システム(V))
- 電動車椅子用マイコン・ジョイスティック・コントローラの試作
- 5年にわたる情報活用ボランティアによる情報技術教育の実践
- 図と文章の組み合わせ配置における文章の縦書きと横書きの影響
- D-15-36 情報活用ボランティアに対する活動者及び受入側の意識
- Webを活用したプログラミング授業支援の試み
- 情報活用ボランティアを情報教育カリキュラムに組込むメリット
- 情報活用ボランティアを情報教育カリキュラムに組込むメリット
- 2X-7 CADを使用した実践的論理設計教育の効果
- 情報活用ボランティアによる教育効果
- サイエンス・ボランティアによる情報技術教育の実践
- CRTにおける文章と図の組み合わせ配置の効果
- テキストと図の組み合わせ提示の効果
- CRTにおける文字・図・音声の組合せ提示の効果
- 形状簡略化による3次元形状モデルの描画速度制御の一技法
- A-14-18 盲聾者のための指点字ロボットの製作
- D-15-11 短期記憶に与える図と文章の左右配置の影響 (その2)
- コンピュータ利用学習を対象とした簡単な文字選択入力方法の比較実験
- RS-232C付計量計の情報基礎教育への利用法の検討
- 座席昇降装置付車椅子の研究(3部 リハビリテーション)
- 4ZG-6 日本地図を題材としたタンジブルユーザインタフェース教材の開発(教科学習,学生セッション,コンピュータと人間社会)
- A-19-3 テレビの字幕提示における感情伝達の方法とその効果
- 短期記憶に与える図と文章の配置とサイズの影響
- CRTにおける文章表示形態と記憶との関係(その2)
- A-14-14 視覚障害者のための力覚フィードバックによる触図システム
- 聴覚障害者の受講システムにおける発話者の最適カメラアングル