術前検討支援システムにおける対話的な脳溝線トレース機能の実現(映像メディア処理と一般)

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概要

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脳外科医らは,一般に,術前検討時に断層画像を確認しながら脳模型やマネキン,マジックペンを用いて患者の三次元像を想像し,頭部切開位置を決定する.しかし,脳模型やマネキンの形状は個々の患者とは異なるため,患者とのずれは医師が知識や経験による想像で補正しなければならない.そのため,脳外科術前検討時に医師を支援する,患者データを用いた対話型システムが必要とされている.このとき,上記のような検討作業をシステム内で実現するためには,仮想空間において,頭部切開位置決定の目印となる「脳表面の脳溝」の対話的なマーキングを可能にしなければならない.しかし,そのような機能を実現したシステムは提案されていない.したがって,本研究では,頭部切開位置決定を術前検討支援システム上で実現するために必要な,患者データのボリューム表示に対する対話的な脳溝線マーキング機能の実現方法について提案する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-03-12

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