光学的手法による集束超音波焦点近傍音圧時間波形の観測(音場計測)(<特集>光-超音波エレクトロニクス論文特集)

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概要

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集束超音波の焦点近傍における音圧時間波形の光学的観測について検討を行った.はじめに,集束超音波の伝搬方向に垂直にレーザ光を入射させ,レーザ光の屈折現象を観測した.このときレーザ光の幅が超音波の波長に対して,狭いときと広いときにおけるレーザ光の光強度空間分布の時間変化を観測した.後者の条件では回折現象が観測される.しかし,レーザ光を微細な光来の集まりと考えることで,レーザ光の光強度空間分布はそれぞれの微細光が屈折した集まりであると考えた.次に,両者の条件下で,レーザ光の屈折現象により得られる受光時間波形が受光位置とどのような関係があるのかを考察した.それによりレーザ光の光強度分布が受光時間波形に影響を与えることがわかった.そこでレーザ光の光強度分布の影響が少ない位置において焦点近傍の音圧時間波形の光学的観測を試みた.その結果,焦点近傍の音圧が200kPap-pから700kPap-pまで音圧時間波形を観測することができた.
2003-12-01

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