交差導波路型光カプラを用いたLバンド対応光線路試験システム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
光アクセス網において,建設・保守運用コストの削減とサービスの信頼性向上を目的とした光線路試験システムが開発されてきた.近年,LバンドがDWDM等で使用され始めている.今回,L/Uバンド交差導波路型光カプラとファイバグレーティングを用いたLバンド対応光線路システムを提案する.本稿では,多重反射によるOTDR波形の劣化を抑制するため,所内側フィルタに要求される反射減衰量の設計法,及びLバンド通信光と1650nm試験光を分離可能な誘電体多層膜フィルタを用いた交差導波路型光カプラの設計及び評価について報告する.また,10Gbit/s Lバンド通信線路のインサービス試験を実施し,1650nm試験光が伝送品質に影響を及ぼすことなく試験可能であることを確認した.
- 2002-11-21
著者
-
中村 稔
Nttエレクトロニクス株式会社
-
荒木 則幸
NTTアクセスサービスシステム研究所
-
本田 奈月
NTTアクセスサービスシステム研究所
-
泉田 史
NTTアクセス網研究所
-
中村 稔
NTTアクセスサービスシステム研究所
関連論文
- 偏光強度解析による光ファイバ収納部の検出技術 (光ファイバ応用技術)
- B-10-2 波長可変OTDRと反射光の後方散乱光を用いた分岐線路試験と参照波形解析法(B-10.光通信システムA(線路),一般セッション)
- ファイバへの側圧印加による偏波変調を用いた心線対照法(光ファイバ,光ファイバケーブル,光ファイバ部品,光信号処理,光計測,光伝搬,光発生,一般)
- B-10-11 波長可変OTDRと光フィルタからの反射光の後方散乱光を用いた分岐線路試験と波形解析(B-10.光通信システムA(線路),一般セッション)
- 波長可変OTDRと反射光の後方散乱光を用いた分岐線路試験(光ファイバ,光ファイバケーブル,光ファイバ部品,光信号処理,光計測,光伝搬,光発生,一般)
- B-10-4 波長可変OTDRと反射光の後方散乱光を用いた分岐線路試験(B-10. 光通信システムA(線路),一般セッション)
- 偏光強度解析による光ファイバ収納部の検出技術
- 所外光スプリッタ下部心線のフィルタ有無判別ツールの開発(光波センシング,光波制御・検出,光計測,ニューロ,一般)
- B-10-24 ブリルアン散乱光モニタによる心線対照方法(B-10.光通信システムA(線路),一般セッション)
- B-10-15 光ケーブル敷設環境を識別する温度変化閾値の検討(B-10.光通信システムA(線路),一般セッション)