昇圧入力形フルブリッジコンバータの動作特性について(スイッチングレギュレータ及び半導体電力変換一般)

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概要

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一般に力率改善回路として、比較的容易に高力率が得られる昇圧コンバ一夕が用いられている。しかし、この方法を用いると1段目で力率改善を行い2段目でDC-DC変換を行う2段方式になりコスト、サイズ、効率が問題となる。本稿では昇圧コンバータを基本回路としそれを2相インターリーブ動作させ2つの昇圧コンバータをトランスの1次巻き線を通して接続し、2次巻き線から任意の出力電圧を得ることができる1段方式昇圧入力形フルブリッジコンバータを提案し、DC電源を入力源としてその動作解析を行った。その結果、2つの昇圧コンバ一夕を構成する4つのスイッチの間で互いにZVSが可能となり、入力電流リップルが小さい、低ノイズ、高効率、トランスの利用効率が高い、などの特長を有していることが分かった。今後PFCコンバータヘの拡張を行う予定である。
2004-05-07

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