難治性(ステロイド抵抗性)の多発性硬化症に対するリンパ球除去療法
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概要
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難治性(ステロイド抵抗性)の多発性硬化症(MS)5症例(再発寛解型2例,慢性進行型3例で全て女性)に対し,リンパ球除去法(LCP)を種々のプロトコールで実施し,うち2症例(再発寛解型,慢性進行型1例ずつ)では長期継続療法も検討した.5例中全例でMS活動期において,軽度から中等度の改善が認められた.症状改善はLCPの早い回でより顕著であり,LCPは活動早期のMSに対してより効果があるものと考えた.また長期施行例では一時期の維持効果が認められた.また,全例において大きな副作用はなかった.LCPは難治性のMSに対しある程度の有効性を有し,ステロイドの安全な代替治療になりうると思われるが,プロトコール,実施時期,実施回数などに更なる検討が必要であると思われた.
- 日本アフェレシス学会の論文
- 2000-10-31
著者
-
織田 成人
千葉大学医学部 救急医学
-
服部 孝道
千葉大学医学部附属病院神経内科
-
末永 忠広
千葉大神経内科
-
福武 敏夫
千葉大学大学院医学研究院神経病態学
-
大木 剛
千葉大学医学部神経内科
-
福武 敏夫
千大
-
福武 敏夫
千葉大学 大学院医学研究院神経病態学
-
福武 敏夫
千葉大学医学部神経内科
-
山根 慎滋
千葉大学医学部附属病院人工腎臓部
-
石井 祐行
千葉大学医学部附属病院人工腎臓部
-
末永 忠広
千葉大学医学部神経内科
-
吉山 容正
千葉大学医学部神経内科
-
服部 孝道
千葉大学医学部神経内科
-
吉山 容正
千葉大学神経内科
-
山根 慎滋
千葉大学附属病院
-
服部 孝道
千葉大学医学研究院神経内科
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