魚体が網抜けするために必要な遊泳力と網の締め付けによる魚体のくびれ
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概要
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魚体が網地に締め付けられながらも網抜けできる目合を検討するために,締め付けによるくびれた状態での最大胴周長,その締め付けを突破させることのできる引き抜き力を測定する装置を作製した。これを用いて,締め力を0.49 Nから2.94 Nまで4段階に変化させたときの,ホッケの最大胴周長および引き抜き力を測定した。また,ホッケの遊泳力も測定した。引き抜き力とホッケの遊泳力を比較すると,体長30 cm 前後のホッケの遊泳力では網目から1.96 N程度の締め付けがかかれば網目を突破できないが,0.98 N程度の締め付けならば突破できると考えられた。そのときの魚体くびれ率の平均値は97.3%であった。
- 2002-11-15
著者
-
夏目 雅史
北海道立釧路水産実験場
-
夏目 雅史
北海道立中央水産実験場
-
松石 隆
北海道大学大学院水産科学研究院
-
松石 隆
北大院水
-
松石 隆
北大 水産
-
松石 隆
北海道大学水産学部資源生態学講座
-
松石 隆
Graduate School Of Fisheries Sciences Hokkaido University
-
Matsuishi Takashi
Laboratory Of Marine Ecology Faculty Of Fisheries Hokkaido University
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