磯焼け域におけるポーラスコンクリート製海藻礁によるアラメ海中林の造成
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概要
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磯焼け域における海中造林のため, 海藻の多量の生殖細胞を集める新しいポーラス型海藻礁の開発を行った。海藻群落の遷移をポーラス型海藻礁と普通型海藻礁上とで1997年8月から1999年12月まで牡鹿半島沿岸水深5mの磯焼け域で観察した。粒径20-13mmの起伏のあるポーラス礁では, 10ヶ月後からアラメが優占し, 粒径13mm以下のポーラス礁と普通型礁では, 無節サンゴモ優占の状態が持続した。海中林の形成は, 化学的防御物質を生産する小形多年生海藻の先行入植によってキタムラサキウニが排除されたためである。大粒径の起伏のあるポーラス礁は, 磯焼け域における海中造林に効果的である。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2001-09-15
著者
-
吾妻 行雄
Laboratory Of Marine Plant Ecology Graduate School Of Agricultural Science Tohoku University
-
荒川 久幸
東京海洋大学海洋環境学科
-
谷口 和也
Laboratory Of Marine Plant Ecology Graduate School Of Agricultural Science Tohoku University
-
荒川 久幸
東京水産大学海洋環境学科
-
吾妻 行雄
東北大学大学院農学研究科
-
谷口 和也
東北大学大学院農学研究科
-
谷口 和也
東北大院農
-
山根 英人
株式会社ホクエツ
-
佐々木 國隆
株式会社ホクエツ
-
吾妻 行雄
東北支部事務局 東北大院農
-
荒川 久幸
東京海洋大学海洋科学部
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