三宅島の火山灰を利用したテングサ海藻礁の開発とその効果の検証
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概要
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三宅島で採集した火山灰やスコリアを用いた,材料組成や圧縮強度の異なる6種類の火山灰ブロック(L30×W30×H5cm)と同型のコンクリートブロックを製作し,伊豆大島差木地漁港内に設置して海藻着生状況を比較した。火山灰ブロック上面の紅藻類被度はコンクリートブロックよりも有意に低く,材料組成や圧縮強度による有意差は無かった。また,テングサはブロックの稜角や側面に着生した。次に,円柱形の火山灰ブロック(φ5×H10cm),および同形のコンクリートブロックを製作,同漁港内に設置してテングサの着生状況を比較した。その結果,テングサがブロック側面に着生し,着生量はコンクリートブロックより僅かに少なかった。
- 2009-01-15
著者
-
滝尾 健二
東京都島しょ農林水産総合センター大島事業所
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安藤 和人
東京都島しょ農林水産総合センター大島事業所
-
駒澤 一朗
東京都島しょ農林水産総合センター大島事業所
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荒川 久幸
東京海洋大学海洋環境学科
-
杉野 隆
東京都島しょ農林水産総合センター大島事業所:(現)東京都建設局公園緑地部
-
中村 千穂
東京海洋大学海洋環境学科
-
中村 千穂
東京海洋大学海洋環境学科:(現)アクアマリンふくしま
-
荒川 久幸
東京海洋大学
-
安藤 和人
東京都島しょ農林水産総合センター八丈事業所
-
荒川 久幸
東京海洋大学海洋科学部
-
駒澤 一朗
東京都島しょ農林水産総合センター八丈事業所
-
荒川 久幸
東京海洋大
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