卵径によるさば属卵の種判別の可能性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1998年及び1999年の4月に伊豆諸島海域で採集されたさば属卵を対象に, ミトコンドリアDNAを用いた種判別を行い, 卵径との対応関係を検討した。マサバ卵116個, ゴマサバ卵76個について, 卵径が1.000mm以下のものはすべてマサバ, また1.150mm以上のものはすべてゴマサバであると判別されたので, 卵径に基づくさば属卵の両種への種判別が可能であると判断された。両種で卵径の重複する範囲を考慮し, 実用上, 卵径1.025mmと1.050mmの間を両種の境界とした。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2001-01-15
著者
-
西田 宏
(独)水産総合研究センター中央水産研究所
-
大関 芳沖
東京海洋大学海洋科学技術研究科
-
斉藤 真美
日本エヌ・ユー・エス株式会社
-
和田 時夫
(独)水産総合研究センター水産工学研究所
-
西田 宏
中央水産研
-
和田 時夫
水産庁資源生産推進部
-
大関 芳沖
中央水産研究所
-
瀬崎 啓次郎
日本エヌ・ユー・エス株式会社
-
瀬崎 啓次郎
日本冷凍食品検査協会
-
大関 芳沖
東北水研
-
斉藤 真美
日本エス・ユー・エス(株)
関連論文
- 黒潮親潮移行域および親潮域におけるマサバおよびゴマサバの胃排出速度と日間摂餌量の推定
- サンマ仔稚魚の逆追跡モデル
- 黒潮親潮移行域に分布するマアジ稚魚とスルメイカ幼体の孵化時期と輸送経路の推定
- II-11. 種を蒔き波を捉える(第II部.マイワシ漁業の展望-今後のマイワシ漁業および資源管理はどうあるべきか-,マイワシ資源の変動と利用)
- 黒潮続流・移行域におけるマサバ幼稚魚・未成魚の分布・輸送と加入量変動 (総特集 黒潮の生物輸送と生産機能) -- (5章 黒潮続流域の流れと生物輸送・生産機能)
- ミトコンドリア16S rRNA遺伝子判別法によるキンメダイ卵および仔魚の同定と伊豆諸島周辺海域における分布様式
- サンマの尾部骨格の発達
- 黒潮親潮移行域および親潮域におけるマサバおよびゴマサバの胃排出速度と日間摂餌量の推定
- MOHTネットにおけるカタクチイワシ網口回避に及ぼす曳網船速と網口サイズの影響
- 標準型MOHTに対して小型MOHTとIKMTにみられた網口回避サイズ選択性について
- コッドエンド自律開閉型仔稚魚層別採集トロール網の開発研究
- プログラム制御による多段開閉式フレームトロールの開発
- サンマ仔稚魚採集用の改良型ニューストンネット
- MIKT採集による春季黒潮親潮移行域の暖水北辺における浮魚類仔稚魚の水平分布
- 小型浮魚類の繁殖生態における時空間的変異特性
- 海洋資源生物研究におけるネット採集具開発の現状と課題
- 耳石日周輪解析による東部瀬戸内海産イカナゴ仔稚魚の成長
- 南九州産キビナゴの漁獲特性と資源管理(日本水産学会漁業懇話会)(懇話会ニュース)
- 南九州産キビナゴの漁獲特性と資源管理 (鹿児島の沿岸漁業)
- 卵径によるさば属卵の種判別の可能性
- マサバとゴマサバの分布と回遊 2-成魚
- マサバとゴマサバの分布と回遊 1-幼魚
- マイワシ太平洋系群と対馬暖流系群の資源動態と環境要因との関係 (特集 近年の海洋環境と回遊性魚類の動向--魚種交替の予兆か)
- 趣旨とまとめ
- マイワシ--加入量が大変動する資源 (総特集 再生産関係の利用の現状と問題点--理論的・実用的立場から)
- 沿岸漁業資源の現状と動向
- 低水準期にあるマイワシの管理(1)マイワシ太平洋系群の資源評価とABC (総特集 低水準期にある浮魚資源の管理)
- オオクチバス駆除最前線, 杉山秀樹著, 無明舎出版, 2005年, 四六判, 268頁, 1,890円
- 卵におけるマサバとゴマサバの種判別2-DNA分析による種判別
- ミトコンドリア・シトクローム b 遺伝子によるマサバおよびゴマサバの種判別とホルマリン固定浮遊卵同定への応用
- アジア産淡水エイ類の分子系統学的解析 (総特集 板鰓類研究--近年の動向) -- (4章 淡水産板鰓類の調査)
- 日本産ドジョウ科魚類の赤血球径と倍数性
- ハンドウイルカとハナゴンドウの雑種における電気泳動的特徴〔英文〕
- 2倍体および3倍体ギンブナの体構成成分の比較〔英文〕
- ミルクフィッシュ仔魚の生残と成長に及ぼす餌料密度の影響
- 海洋水産資源の持続的利用の現状と展望
- シロギスの初期生活史における酸素消費量の変化
- I-1. 稚魚定量採集具開発の現状(海洋資源生物研究におけるネット採集具開発の現状と課題)
- 独立行政法人水産総合研究センターが実施している水産資源の変動予測技術に関するプロジェクト研究-V : 海洋生物調査における技術革新を目指して : 深層生態系モニタリングプロジェクト
- 生態研究はマイワシ資源変動をどこまで明らかにしたか?
- 生餌となる魚の資源動向 (養魚飼料ハンドブック) -- (1章 養魚飼料の基礎知識)
- 連続魚卵採集装置 (CUFS : Continuous Underway Fish Egg Sapler) に関するワークショップ報告
- I. 外国種の移入・侵入 : 歴史と経緯(日本水産学会水産環境保全委員会)
- 日本水産学会水産環境保全委員会
- 小型浮魚類の初期生活史に関する生態学的研究
- 日本周辺海域卵稚仔プランクトンモニタリング
- ゴマサバ Scomber australasicus に適した耳石による年齢査定法
- 日本周辺海域の卵稚仔プランクトンモニタリング (総特集 水産海洋研究におけるモニタリング)
- I(3)水研の立場から(日本水産学会理事会・日本学術会議水産学分科会主催シンポジウム 水産学と日本水産学会の未来Part-III-行動する日本水産学会-,シンポジウム記録)
- 横浜で開催される第15回PICES年次会合
- 銚子沖(台形場)漁場におけるキンメダイの成熟(短報)
- 稚魚研究会(水産研究のフロントから)
- 飼育条件下におけるキス仔魚の発育過程〔英文〕
- キス卵発生に及ぼす温度変化の影響〔英文〕
- 稚魚採集網用湾曲 V 型デプレッサーの流体力特性
- 卵・仔稚魚の採種による成魚の資源量推定 (漁業資源管理の新展開に向けて)
- ハンドウイルカとハナゴンドウの雑種における電気泳動的特徴
- 黒潮親潮移行域を中心とするサンマ仔稚魚の分布・輸送と加入量変動 (総特集 黒潮の生物輸送と生産機能) -- (5章 黒潮続流域の流れと生物輸送・生産機能)
- 気候変動・生態系保全の視点に立ったTAC制度運用への模索 (総特集 生物学的許容漁獲量とTAC制度)
- 生物学的許容漁獲量に基づくTAC制度の運用 (総特集 生物学的許容漁獲量とTAC制度)
- サンマ耳石微細輪紋の形成様式
- 漁場外の分布量を含めたサンマ来遊資源量推定方法
- 頭頂部が白色のサンマ孵化仔魚の出現率と白色部分の組織学的特徴
- サンマ仔稚魚の固定に伴う体長収縮
- 資源低水準期におけるマイワシ太平洋系群の加入量変動要因の探索
- 許容漁獲量の時空間的配分がマサバ太平洋系群の資源動態に与える影響
- 2倍体および3倍体ギンブナの体構成成分の比較〔英文〕
- 日本産ドジョウ科魚類の赤血球径と倍数性