上大静脈閉塞症候群に始まリ、末期に白血性の血液像を示した前上縦隔原発の細網肉腫の一例
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概要
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1症例は64才の男性で肩痛の発現1ヶ月後に上大静脈閉塞症候群を示し,胸部レ線写真上境界不鮮明な縦隔巾の軽度増大のみを示した.上縦隔部の60Co照射後,急速に症状の改善を示したが,発症4ヶ月後,胸部レ線写真上肺野に浸潤陰影を示し,末梢血に多数の異型細胞が現れ,全経過8ヶ月で死亡した.本例は経過中,表在リンパ節腫脹および脾腫が認められず,前上縦隔原発の板状に発育した細網肉腫の稀な1例と考えられる.
- 日本肺癌学会の論文
- 1977-09-25
著者
-
熊田 博光
虎の門病院肝臓センター
-
谷本 普一
谷本内科クリニック
-
谷本 普一
虎の門病院呼吸器科
-
岡野 弘
大阪府立急性期・総合医療センター内科
-
岡野 弘
虎の門病院呼吸器科
-
田村 昌士
順天堂大学呼吸器内科
-
田村 昌士
伊勢丹健康管理センタ
-
熊田 博光
虎の門病院病理
-
山口 潜
虎の門病院血液科
-
山田 直行
虎の門病院呼吸器科
-
谷本 普一
虎の門病院(共済)
-
熊田 博光
虎の門病院 肝臓センター
-
熊田 博光
虎の門病院 肝臓セ
-
熊田 博光
虎の門病院
-
山口 潜
虎の門病院 血液科
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