スペクトル歪最小基準による駆動音源信号の生成と音声合成
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高品質の規則合成音声を得るための手法として、残差駆動形LPC合成技術の利用が有効である。この手法を任意語の音声合成に適用する場合、ピッチ周期に伴う音源信号の生成法(残差信号の利用法)が課題である。従来は、残差信号波形の1周期分を切り出し、それを用いて音源制御が行われてきた。しかし、その切り出し位置と切り出し窓長は、合成音声の品質に著しい影響を及ぼす。本論文では、もとの音声と合成音声との間のスペクトル包絡歪を最小化する基準によって残差信号の切り出しを自動的に行う方法を提案する。また、本手法を用いたピッチ変更処理による合成音声の主観評価結果、及び音韻を単位とする音声合成方式への適用結果について述べる。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1993-10-01
著者
関連論文
- 共通語アクセントの成因分析
- テキストからの音声合成を目的とした日本語アクセント結合規則
- 身体特徴と声質との関連性に関する一検討
- 日本語は美しい?(ちょっとしたエッセイ,コーヒーブレーク)
- 音声合成技術の特集にあたって (<特集>音声合成技術の動向と今後)
- スペクトル歪最小基準による駆動音源信号の生成と音声合成
- 1992年音声言語処理国際会議
- PARCOR音声合成技術とその応用
- ESCA音声合成ワークショップ
- 日本語の文節と複合単語にみられるアクセント性質について
- テキスト・音声変換技術の現状と課題
- 日本語単語連鎖のアクセント規則
- 自然音声の韻律情報を利用したVCV音声編集合成
- VCV編集合成のための韻律要素自動抽出法
- 日本語朗読文の母音の強度
- 音節区分化モデルに基づく基本周波数の2階層制御方式
- 異なる発話様式の特徴分析
- 音声コミュニケーションに関わるバリアフリー(音支援(音バリアフリー)を考える)
- 音声によるオンライン質問回答システム
- DSP処理を目的とした簡便な雑音抑圧処理に関する検討
- 音楽聴取を目的とした補聴システムにおけるフィッティング手法の検討
- コンデンサマイクロホンの拡散音場感度の検討
- コンデンサマイクロホンの拡散音場感度の検討
- 自動利得制御と雑音抑圧処理が難聴者の音声知覚に及ぼす影響
- 雑音抑圧処理と自動利得制御による難聴者補聴システムの検討
- 音声/非音声識別機能を有する環境騒音抑圧法の検討
- 信号の雑音区間に着目した環境騒音抑圧法の検討
- マルチマイク収音系が難聴者の音声知覚に及ぼす影響
- パワー包絡の変動が音声知覚に及ぼす影響
- フレーム処理に基づく音量制御が音声知覚に及ぼす影響
- きめ細やかな補聴技術(バリアフリーと音響技術)
- クラスタリング手法を用いた波形合成ユニットの生成と音声合成