音声/非音声識別機能を有する環境騒音抑圧法の検討
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概要
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入力信号を音声とそれ以外の信号(非音声)に識別して、種々の雑音を抑圧する方法に関する検討を行った。音声/非音声の識別は、入力信号の周期性を表わす特徴量として、LPC残差信号の自己相関関数の最大値を用いた。雑音抑圧処理は、スペクトラルサブトラクション(SS)とロスコントロール(LC)を併用した。SSでは、聴覚的な重みづけによって雑音を差し引くこととし、また、LCはSSで消し残った残留雑音を損失制御した。本方法を、S/Nの異なるホス雑音とl0種類の環境騒音に適用して抑圧効果を調べた。その結果、S/Nが約l0dB以上の雑音条件で良好な動作をすることが確認できた。また本方法を、マルチマイク収音系に接続することによって、さらに雑音抑圧を向上させることを示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-11-17
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