高等学校「家庭一般」における家族の献立作成学習にコンピュータを導入することの有効性

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概要

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家庭科の食物領域における栄養についての学習は計算が面倒である等の理由から生徒たちの興味を引きにくいといわれている.この点を考慮し,生徒が楽しく学習できるように,食品の概量と絵が表示される,操作が簡単である,結果が2種類のグラフで提示される等の特徴を持った栄養計算ソフトを開発した.本栄養計算ソフトを高等学校家庭科の食物領域の自主学習を伴う授業に用いたときめ有効性について検討した.栄養計算ソフトを用いたクラスと電卓による手計算のクラスとを比較したとき,ソフトを用いた方が献立作成学習を効率的に楽しく学習させることができ,食事の栄養バランスの良否を判断する力を育成することができた.しかし,様々な条件に配慮できる献立作成能力を十分に育成するには今後授業方法等の検討がさらに必要と思われる.その際,コンピュータによる学習の支援を大いに活用することが有効ではないかと推察された.
日本教育工学会の論文
1997-06-20

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