口腔領域における良性, ならびに悪性疾患における血清糖蛋白質について(第 1 報)
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概要
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Remarkable progress in immnoelectrophoresis has promoted studies on serum glycoproteins which are considered to serve for the laboratory diagnosis and prognosis of malignant tumor. Serum glycoproteins have infrequently been discussed in relation to oral diseases, however. The present study was conducted to measure such serum glycoproteins as α_1-acid-glycoprotein (α_1-AG), α_1-antitrypsin (α_1-AT), α_2-HSglycoprotein (α_2-HSG), haptoglobin (HP), ceruloplasmin (CP). Sera were obtained from 19 patients with oral benign diseases (i. e., 2 patients each with Leukoplakia, Acanthoma and Fibrous dysplasia, and 13 patients with benign tumor), 89 patients with recent oral malignant tumor and 20 healthy subjects. α_1-AG, α_2-HSG and α_1-AT were quantitatively determined using M-Partigen (Behring Institute). CP and HP were semiquantitatively determined by immnoelectrophoresis. The results were as follows : (1) α_1-AG and α_1-AT were significantly higher in the patients with oral malignant tumor than in the healthy subjects and the patients with oral benign diseases. Significantly higher α_1-AG and α_1-AT levels were observed in 83.1% and 50.6%, respectively, of the patients with oral malignant tumor ; in 0% and 5%, respectively, of the healthy subjects ; and in 21.1% and 10.5%, respectively, of the patients with oral benign diseases. (2) α_2-HSG was significantly lower in the patients with oral malignant tumor than in the healthy subjects and the patients with oral benign diseases. Significantly lower α_2-HSG was observed in 51.7% of the patients with oral malignant tumor, 31.6% of the patients with oral benign diseases and 0% of the healthy subjects. (3) HP and CP showed both upward and downward tendencies in oral benign and malignant diseases. (4) The patients and the healthy subjects were classified into 4 groups : Group 1 (α_1-AG/α_2-HSG<1.53, α_1-AT<400), Group 2 (α_1-AG/α_2-HSG<1.53, α_1-AT>400), Group 3 (α_1-AG/α_2-HSG>1.53, α_1-AT<400), Group 4 (α_1-AG/α_2-HSG>1.53, α_1-AT>400). Of the patients with oral malignant tumor, 14.6%, 4.5%, 29.2% and 51.7% came under Group 1 and 2, respectively. Of the patients with oral benign diseases, 68.4%, 10.5% and 21.1% came under Groups 1, 2 and 3, respectively. None of the healthy subjects and the patients with oral benign diseases came under Group 4. 80.9% of the patients with oral malignant tumor came under Group 3 or 4. Four of the patients with oral benign diseases, who came under Group 3, had such diffuse lesions as Adamantinoma and Pleomorphic adenoma.
- 1978-11-30
著者
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