ヒノキ林皆伐後の土壌の物理性変化
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概要
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森林伐採後の団粒破壊と孔隙組成や透水性といった土壌物理性の変化との関連について検討する目的で, ヒノキ林伐採後1∿3年経過した林地から土壌試料を採取し, 水中ふるい分け法による団粒分析試験と土壌物理性の測定等を行った。その結果, 伐採後にA層やA_1層では土壌構造が変化し, また団粒破壊による小団粒化が進み, これらに伴って粗大な孔隙が減少し微細な孔隙が増加するといった孔隙組成の変化が起こり, 透水性が低下したことが明らかになった。A-B層では土壌構造が変化したが, 孔隙組成や透水性には変化が認められなかった。B層では土壌構造や孔隙組成, 透水性には変化がなかったと考えられた。このように, 鉱質土壌の最上層にあたるA層やA_1層について, 伐採後の孔隙組成や透水性の変化が, 土壌構造の変化や団粒破壊と深く関連することを示すことができた。
- 2005-02-01
著者
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