並列固有ベクトル計算における強制対角ブロック化の効果
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概要
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本論文では実対称三重対角行列の固有ベクトル計算時において,強制的に副対角要素を零にすることで対角ブロック行列化し,問題レベルの並列性を増加させる強制対角ブロック化の効果を検証する.HITACHI SR8000/MPP 128PE, Fujitsu VPP800/6332ノードを用い,理論上強制対角ブロック化の効果が期待できるように作成した試験行列を用いた数値実験の結果,演算量と通信時間を削減することで78,000倍程度の速度向上が達成できる例があることを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-08-21
著者
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