粗粒度投機的処理を支援するオペレーティング・システムにおけるファイル・システム

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概要

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投機的処理とは、その結果が利用されるかどうか確定される前に実行を開始する処理である。われわれは、プロセス単位の投機的処理を支援するオペレーティング・システムを開発している。多重プログラミング環境で投機的処理を扱うために世界という概念を導入した。世界とは、プロセスやファイルを入れるための箱である。本論文では、このオペレーティング・システムのファイル・システムのインタフェースと実現について述べる。インタフェースの特徴は、ファイルが名前と世界を指定して識別されることにある。実現においては、名前サブシステムが中心的な役割を果たしている。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-08-22

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