分散共有メモリシステムの複製管理方式

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概要

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分散システムにおけるタプルスペース(TS)通信ではプロセス間の通信は非同期に行うことが可能である。しかし、TSサーバが何らかの障害でダウンしてしまうと、プロセス間の通信はそれ以上続行できなくなる。そこで解決策の1つとしてネットワーク上の計算機にTSの複製を配置することが考えられる。本研究ではネットワーク上の計算機にTSの複製を配置したモデルを考え、TS通信の特性を生かしたより効率的な複製管理方式を提案し、シミュレーションを用いて本方式が従来の方式よりも応答時間の点で優れていることを示す。また、この方式は現在UNIXシステム上で実装中である。そこで本論文では、実装の方針と現在の進行状況についても報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-09-27

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