可変レート符号化方式の特性限界

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概要

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ディジタル多チャンネルTV放送、DVD、ビデオサーバなどは、近年注目されている映像アプリケーションであるが、これらにおいては、絵柄ごとの圧縮の難易度に応じて、柔軟にビットを割り当てることが可能な可変レート符号化が適用できる利点がある。かねてより、より高能率な可変レート符号化を実現するため、その制御法について活発に提案が行なわれてきたが、その特性限界については明らかにされていなかった。そこで、本論文では、可変レート割当ての全ての組み合わせをトレリス線図として表現し、与えられた評価量の観点から最も高能率の組み合わせをビタビアルゴリズムにより検出するアルゴリズムを提案し、これにより可変レート符号化方式の特性限界を得る。実画像を用いた実機ベースの実験系のもとで検証した結果、固定レート符号化に対し、主観的な品質を同等に保ちながら削減できるレートは、15〜20%程度であることが明らかになった。
社団法人情報処理学会の論文
1999-03-05

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