日英対訳コーパス中のゼロ代名詞とその指示対象の自動認定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従来からのゼロ代名詞の照応解析技術では照応解析規則を人手で作成する必要があり, 規則の蓄積に時間的・人的コストがかかっていた. 本論文では, このゼロ代名詞照応解析規則の自動抽出を目指して, 日本語と英語ではゼロ代名詞の出現傾向の大きく異なるというに着目した日本語文中のゼロ代名詞とその英語文中の指示対象を自動抽出する手法について提案する. 本手法では, まず日英対訳文対中から対訳関係にある日英表現対を抽出した後, 10種類の規則を用いて日本語文中のゼロ代名詞と英語文中の指示対象の英訳表現を抽出する. 日英機械翻訳評価用例文集中の554種類のゼロ代名詞に対して提案手法を適用したところ, 91.5%のゼロ代名詞とその指示対象が正しく認定でき, 本手法の有効性が実証できた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-01-19
著者
関連論文
- 複数の編集距離を用いた口語翻訳文の自動評価
- 電子化辞書:日本語語彙大系とその適用
- 3N-4 ナ型形容詞に対する日英対訳用例文の収集について
- 言語的類似性を最大利用した直接翻訳方式(言語理解とコミュニケーション一般)
- 日英機械翻訳における語用論的・意味論的制約を用いたゼロ代名詞の文章外照応解析
- 表層情報と非表層情報
- 多言語翻訳技術に関する公開性能評価 : 音声翻訳技術のための国際評価ワークショップIWSLT2004(音声・言語における標準化動向)(第6回音声言語シンポジウム)
- 多言語翻訳技術に関する公開性能評価 : 音声翻訳技術のための国際評価ワークショップIWSLT2004(音声・言語における標準化動向)(第6回音声言語シンポジウム)
- 多言語翻訳技術に関する公開性能評価 : 音声翻訳技術のための国際評価ワークショップIWSLT2004(音声・言語における標準化動向)(第6回音声言語シンポジウム)
- COLING-2000参加報告
- 2000-NL-138-5 コーパスからの省略補完ルール獲得環境
- NLC2000-14 コーパスからの省略補完ルール獲得環境
- 翻訳ルールの意味制約と目的言語共起情報を併用した訳語選択
- 1N-6 決定木学習とヒューリスティックスを用いた用言意味属性の自動付与
- 5R-08 対訳コーパス中の規則獲得不適文対の自動認定
- 対訳コーパス中の規則獲得不敵文対の自動認定
- 日英対訳コーパス中のゼロ代名詞とその指示対象の自動認定
- 日英対訳コーパスを用いた文章外照応ゼロ代名詞解析規則の自動獲得
- 日英機械翻訳のための構文辞書
- 日英機械翻訳のための構文辞書
- 日英機械翻訳用スケルトン-フレッシュ型構文意味辞書の構成
- 日英の構文的対応関係に着目した用言意味属性の分類
- 日英翻訳システムにおける用言意味属性を用いたゼロ代名詞照応解析
- 語用論的・意味論的制約を用いた日本語ゼロ代名詞の文内照応解析
- 対訳コーパスから対応する表現対の自動抽出
- 語用論的・意味論的制約を用いた日本語ゼロ代名詞の文内照応解析
- 語用論的・意味論的制約を用いた日本語ゼロ代名詞の文内照応解析
- 翻訳通信に適した意味解析型翻訳技術
- 分野適応型翻訳機構のための翻訳不良表現の自動抽出
- 対訳コーパスを用いた分野適応型翻訳機構
- 書式構造的特徴を用いたゼロ代名詞照応解析
- 日英機械翻訳における文脈処理技術 (特集論文 日英機械翻訳技術)