Dataparallel-Cを用いたベクトル化コード生成とAP1000への実装
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概要
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Dataparallel-C(以下DPC)はSPMDベースのデータパラレル処理指向並列言語である.C言語に仮想プロセッサの概念を導入し,陽に並列性を内在したプログラムの記述を可能とする.近年の高性能ベクトル演算プロセッサチップを各ノードに搭載した並列計算機においては,DPCの仮想プロセッサの特徴を利用して,並列化に加えベクトル化によってさらにデータパラレルモデルを高速に実行できる可能性がある.本稿では,DPCコンパイラを並列化とベクトル化の両方を行なえるコンパイラに拡張し,DPCプログラムからベクトル化コードを複雑な依存解析なしに生成できること示す.また,高並列計算機AP1000用コード生成を実際に行ない評価する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-08-19
著者
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