カラー手袋を用いた手話認識手法

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概要

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本稿では,手話認識システムの構築を目的とし,手の形状,及びその運動を推定する手法を提案する.本手法では,複数の色のバッチを指や手首部分に付けたカラー手袋を利用し,そのカラー手袋を装着した非観測者の手の画像を処理することによって推定を行う.手の形状は,入力された画像内で見えているパッチの色の組合せから,直接,推定される.このとき用いる組合せには,パッチの色と大きさを指標として扱っている.入力画像からパッチを検出する方法は,カラー手袋に付けた全パッチを集めて撮影した画像をモデル画像とし,同一のカメラで撮影した入力画像とモデル画像のカラーヒストグラムにおけるそれぞれの色のピクセル数の比を求め,その比の値がしきい値以上となった色を検出することによって行う.また,手の運動は,パッチの組合せの変化とカラー手袋の指の部分で見えているパッチの重心の軌跡から推定される.
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-07-20

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