LISTVEC指示行を使った粒子シミュレーション : メモリーを節約し、かつ高速化を可能にする手法(科学技術計算)
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概要
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宇宙空間プラズマを粒子的に扱うシミュレーションを行う場合は,主にPIC(Particle-In-Cell)法と呼ばれる手法を用いて実行される。すなわち、場の量(電流、電磁場など)を空間格子点上で定義し、プラズマ粒子を空間にランダムに配置する。その中で、粒子の運動と場の量を結びつけるために粒子の速度のモーメントを計算するが、この計算をベクトル化して行うには、粒子がランダムに分布しているため工夫を要する。ここでは、従来の方法と、地球シミュレーター等に使われているSXベクトル計算機で使用可能なコンパイラ指示オプションを用いた方法と比較した結果を報告する。なお、実際のアルゴリズムは、NECが保持する特許事項である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-10-16
著者
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杉山 徹
地球シミュレータセンター
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杉山 徹
京都大学宙空電波科学研究センター:(現)海洋研究開発機構
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寺田 直樹
名古屋大学太陽地球環境研究所
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村田 健史
愛媛大学総合情報メディアセンター
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臼井 英之
Kobe University Jst Crest
-
大村 善治
京都大学宙空電波科学研究センター
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臼井 英之
京都大学宙空電波科学研究センター
-
大村 善治
京都大学宙空電波科学研究センター:(現)生存圏研究所
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松本 絋
京都大学超高層電波研究センター
-
松本 絋
京都大学宙空電波科学研究センター
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大村 善治
京都大学生存圏研究所
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臼井 英之
京大 生存圏研
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